君がいる世界

そこにいるだけで素敵

オーラス

2020年2月21日。この日はSnow Manのデビューライブの当落発表の日だった。ほぼ全公演を申し込んだけどまあ当たらないだろと思いつつ、15時ぴったりにFCのページで確認しに行った。結果は1公演当選。しかも、オーラスだった。初めてスノのライブに行けると決定したこと、そして人生初のオーラス当選は本当に嬉しかった。

 

 

しかし喜んだのも束の間。当落発表の時点で既にコロナの魔の手が伸びつつあったが、その影響が大きくなっていき数日後には様々な界隈の現場が中止になっていった。ジャニーズも例外ではなく、スノのデビューライブも当然のように中止になってしまった。夏頃には振替公演の話も出たが、結局年内の有観客公演は全て中止。配信に切り替わってしまった。

 

各地で未知のウイルスが暴れているし、命にも関わることだから中止は仕方がない。これは本当に誰も悪くないこと。頭でわかってはいても、悔しい気持ちはどこへも行ってくれなかった。スノはどんどん人気になっていくから、オーラスどころかライブに行くこと自体もう叶わなくなるかもしれない。ということを考えてしまったから、余計に当たったライブに行くことができなかったことへの悔しさがあった。

 

 

 

2023年4月19日。あれから3年以上の月日が経ち、今度は初のドームツアーの当落発表を待っていた。仕事の休憩時間にスマホを見ると既に結果が出ているとのことで、早速FCのページを見に行った。今回も複数公演申し込んでいた中、一番上の公演をタップすると「第一希望当選」の文字が。少し心を落ち着けて当選公演を見ると「バンテリンドーム ナゴヤ」と「2023年7月2日」の文字が目に入った。オーラスが当選したのだ。

 

ありがたいことに一昨年去年とライブに入ることができた*1うえに、今年は舘さま出演の歌舞伎「SANEMORI」も行くことができていたので、さすがにもう当たらないだろうと思っていた。まさかオーラスが当たるなんて1ミリも思っていなかった。

 

この結果を見て思い出したのが、3年前のこと。本当にただの偶然なのだが、あの時オーラスのチケットを持っていた(だけど中止になってしまった)私が、今こうしてオーラスのチケットを手にしている。その事実だけで、嬉しいという言葉では足りないほどの感情になっていた。

 

 

席はどこでもいい、この公演に入ることができただけで大きな意味があるはずと思っていたら(クソ重オタク)、席は5階席。所謂天井席ではあったが、その中でも1列目だったので比較的全体が見えやすい席だった。とはいえ遠いことに変わりはないが、一昨年去年と2年連続で近くの席に入ったので、今の私にとってはこれぐらいがちょうどいいように思えた。

 

始まる前から色々なものが込み上げてきそうになっていたし、オープニングの後メンステのスクリーンに「TOUR FINAL」の文字が映し出されただけで泣きそうになった。その後は何とか堪え続けたものの、紹介ラップで結局泣いてしまった。

 

紹介ラップで泣いたのは恐らくあの会場内で私しかいないと思われるのだが、これも3年前から待ちわびていた1つの要素だったから。2020年3月に紹介ラップ@サマパラ2019の動画が公式で公開され、すぐにドハマりした私はステイホーム期間中ほぼ毎日この動画を見ていた。デビューライブを配信で見届けることになっても、紹介ラップの時は自室で(近所迷惑にならない程度に)メンバーの名前をコールしていた。約3年が経ちあの頃とは違うバージョンになったものの、現地で紹介ラップのコールができるようになったのが本当に嬉しかった。ちなみに泣きっぱなしだとさすがにコールできないので、曲の序盤だけ泣いてあとは根性で涙ふっとばしました()。

 


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最後の挨拶では、1人ずつそれぞれの言葉で語ってくれた。そして私は、さっくんの挨拶でまた泣くこととなった。なぜなら、デビューライブのオーラスと同じことを言っていたから。

 

「生きててくれてありがとう」

 

これ現地で聞いたら間違いなくやばかったな…と配信で見た当時も思っていたが、結果的に3年越しに現地で聞くこととなった。また泣いてしまったのは我ながら本当に単純だなとは思う。しかし色々あって自分に自信をなくしていたタイミングだったので、またこの言葉に救われることとなった。これがあったからこそ、本編ラストの「あいことば」がより一層深く心に刻まれることとなった。

 

 

オーラスということはもしかしたら…と思い、アンコール後に再びアンコールをしてみるとダブルアンコールが始まった。挨拶のみで捌けようとするメンバーたちに対しえー!と言うオタクの構図が、ライブだなあといった感じで個人的には結構好きだった。ちなみにこの時、特典映像と同様に照くんがいの一番に捌けようとしていた。笑

 

話し合い(という名の茶番)をし、ダブルアンコールで披露されたのは「ZIG ZAG LOVE」だった。初のドームツアーだからこそ、スノ初のオリジナル曲で締めたということだと勝手に解釈している。双眼鏡を使っていなかったので誰がとかまではわからなかったが、この曲の振付を踊っているメンバーも何人かいて何だか嬉しくなった。

 

曲が終わってからはメンステに戻り、マイクを外して「ありがとうございました!」と地声で言っていた。天井席ではあったものの、十分すぎるぐらいその声は届いてきた。

 

 

 

コロナ禍になり、思うように動けないことも色々あった。特に1年目はウイルスに関してわからないことしかない状態だったので、心が折れそうになったことも多々あった。それでも、あの時あのタイミングでデビューしたSnow Manがいたから、Snow Manと出会えたから、この3年間を乗り切ることができたのだと思っている*2

 

だからこそ、今回こうしてオーラスに入ることができて、それだけでも大きな意味があったと感じた。演出が素晴らしかったとか名曲揃いだったとかそういう理屈の話ではなく*3、今までの人生においてここまで意味を感じる公演は今までになかった。クソ重オタクすぎて本人たちに届いてほしくない(今更?)。

 

 

Snow Manを好きになれて、応援し続けられてよかったと心の底から思えました。未来がどうなるかなんてわからないけど、わからないからこそこれからも楽しませてくれると信じて着いて行きます。

 

 

 

 

 

 

*1:去年のライブは姉が当ててくれたので全部私の名義が当てたってわけではないけど

*2:コロナ禍が完全に終わったわけではないけど、便宜上この書き方をしています

*3:かと言ってこれらを否定するわけではないが