君がいる世界

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初めて地下アイドルの対バンに行ってきた -2021.5.29 BANANA Juice LIVE-

暫くジャニーズ以外のアイドルに関心がなかった私が、欅坂46をきっかけに同性のアイドルを好きになってから5年が経つ。ここまで好きになったアイドルは欅坂46乃木坂46私立恵比寿中学、日向坂46、=LOVE、≠ME、超ときめき♡宣伝部…とジャニーズで好きなグループに比べるとザ・ミーハーなラインナップとなっている。即ち、「(男性コンテンツの割には)女性ファンが多い」と言われているグループを推すことが多く、ジャニーズと比べるとグッズ購入や現場等の優先順位が低くなる傾向にあることを自覚していた。

 

そんな「同性アイドルに関してはミーハー気味」な私は、大学受験が終わって暇な時期にYouTubeのおすすめに出て来た81momentの動画を見たことにより、地下アイドルにも関心を持ち始めた。81に関しては推しがすぐに卒業してしまったのでハマることはなかったが、地下アイドルの現場に行ってみたいという気持ちはずっとぼんやりと持っていた。

 

 

行きたいとは思いつつも実行に移さなかったが、5月頭に突然思い立って「関西 地下アイドル」と検索をかけてみた。あれこれ調べているうちに辿り着いたのは、梅田のバナナホールで開催されると告知されたばっかりの「BANANA Juice LIVE」だった。沢山のアイドルが出演予定だし、ここまで色々なアイドルがいるなら自分好みのアイドルも1人くらいは見つかるだろう、という考えのもとでこの対バンライブに参加することに決めた。

 

 

 

目当てのアイドルグループを決める

とはいえ、全く何も予習せずに行ってもさすがに楽しめないと思ったので、目当てのグループは決めようといくつかのグループについてざっくりと調べた。メジャーアイドルの現場にはない物販も参加してみたいと思っていたので、推しも見つけられたらいいなと思っていた。突然思い立った割には楽しむ気満々。今回出演したグループは以下の通りである。

 

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全部調べるには時間がなかったので、いくつか調べた中で私の目当てになったのは大阪24区ガールズ(以下24区)、フルーツパフェ(以下フルパ)、MERRY CUTE(以下めりきゅ)、瑠璃色の龍を導きし妖女(以下アルロン)だった。いきなりDDかよというツッコミが入りそうだが、滞在するのは遅くても夕方までにしようと決めていたため、目当てのグループを1つだけにしていると時間帯的に参加できなければ結果的に楽しめないと思った。だから、複数目当てを決めた。

 

そして、開催2日前の夜に公開されたタイムテーブルはこうだった。

 

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18時30分から始まるアルロンは諦めざるを得なかった。めりきゅも物販に参加しようかどうか迷ったものの、朝から参加することを考えれば極力早く帰るべきだと判断して物販参加は断念した。ちなみに、フルパは24区の年少組ユニットで尚且つ私の推しは年少組なので、結果的に同じ子の物販に2回行くこととなった。

 

 

 

初めて地下アイドルの対バンに行ったオタクの1日

私の目当てはトップバッターではなかったものの、24区は最初から3番目だったため結局早めに行くことになった。目当てのグループ以外の出演時間は覚えずに行ったものの、入口で受付している途中にoverture(?)で恐竜の鳴き声が聞こえたことにより、アルロンと同じ事務所所属のグループ・ディノゾールが始まるところだとすぐにわかった。

 

アルロンと事務所が同じなだけではなく、結成されたのが同じ日である所謂同期(と私は勝手に思っているけど実際そういう扱いになっているのかはわからない)のグループであるディノゾールの名前は知っていたが、実際にパフォーマンスを見てみると曲もダンスもかっこよくて私好みだった。また次もライブに行きたいと思えるグループにいきなり出会えた。

 

 

ディノゾールの次は、私の目当てその1である大阪24区ガールズ。此花ももかちゃんと福島あろはちゃんが出演しないことは前日までにお知らせされていたが、リーダーで最年長の浪速みなみちゃんも不在の7人体制だった。みなみちゃんは体調不良でお休みしたことを後で知ったが、これを書いている途中で活動休止することが発表された。

 

セトリ

1.Merry-go-round

MC

2.OSAKA★

3.TAKOYAKI☆PARTY

 

肝心のライブの感想は、好きになってどころか知ってからまだ1か月も経っていないド新規にも関わらず、何故か登場した瞬間から泣いてしまいそうになった。何故なのかは正直自分でもよくわからない笑。軽く予習している時から24区の曲はブチ上がる系の曲が多いとは思っていたものの、ライブハウスという場所で聴くとその良さがよりわかったような気がする。勿論ライブハウスじゃなくてもテンションは上がるとは思うけど←

 

写真撮影可だったのでスマホだけど撮れたらいいな、なんて考えは甘く、ペンラを振りながら目の前のステージを見ることに夢中で写真を撮る暇はなかった。ちなみに目当てのグループではどれもそんな感じだったので、私のカメラロールには目当てのグループのライブ写真は1枚もない。カメコさん凄い…。そして、ほとんど推しである淀川れいらちゃんばっかり見ていた記憶が…笑。今まで行ったことのあるライブ会場みたいに変わったステージ構成があるわけではない(=推しがそこまで遠くのポジションにいる瞬間がない)ので、赤のペンラを振りながらひたすら推しにロックオンしていた。

 

ライブが終わった後は物販へ。最初物販スペースがわからなかったものの、周りにいたオタクに何となく着いて行くことにより場所がわかった。しかし物販自体のシステムがわからず、最初は何となく様子を伺ってしまった。その後MCで言っていた新規チェキの撮影方法を受付にいた阿倍野るなちゃんに聞き(謎に敬語で話しかけてしまった…るなちゃんありがとう)、れいらのTwitterフォロー画面を開いて緊張しながら列で待機。

 

チェキを撮った後1分程話したものの、正直緊張しすぎて何を話したのか全然覚えていない。1つ覚えているのは、年齢を聞かれた時に自分の年齢を間違えかけたこと。いや自分の年齢を間違えるて…。

 

 

その後すぐにホールに戻った…わけではなく、隣で物販していたディノゾールのスペースへ向かった。先程のライブが良かったので物販行けたらいいなとは元から考えていたものの、ステージデビューしたばかりだからか人が全然来ていなかったので、これは行くしかないと思ったのだ。

 

すると、ビラを持った1人のメンバーに話しかけられた。少し話を聞いた後、チェキ券を購入。メンバーを全然知らなかったので当然誰と撮ろうかなんて全く考えていなかったが、話しかけてくれた子と一緒に撮ることにした。特に深く考えていなかったが、私が初めてチェキ券を購入して一緒に撮ったのはこの子ということになる。

 

さっきほど緊張することなく話すことができた。元々アイドルオタクだったことから親近感が湧くと言われたが、それは私も同じだった。なかなか楽しかったな、と思いつつTwitterを開いてディノゾールのメンバーを1人ずつ見ていく。先程話しかけてくれた子は「かれん」という名前だということを知ったが、同時に青担当だということを知って驚いた。ディノゾールのライブの時、特に何も考えずにペンラを青にして振っていたからだ。

 

 

驚きつつホールに戻り、ドリンクチケットでドリンクと交換。バナナホール名物のバナナジュースを飲んだ。評判通り結構美味しい。ちなみに、バナナジュースを飲み終えてからライブを見ている時ふと後ろを見てみると、ドリンクを交換しに来たのかディノゾールの4人が降りてきてて本気で驚いてしまった。

 

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お昼過ぎ、空腹と戦い始めそうになった頃に目当てその2であるフルーツパフェの出番になった。24区の年少組である淀川れいらちゃん、港もえかちゃん、鶴見みなちゃん、福島あろはちゃんのユニット。あろはちゃんは先述の通りこのライブには出演しないということで3人体制だった。もうすぐあろはちゃんが卒業してしまうということで4人のフルパを見たかった気持ちはあるが、今のところライブに行く予定はないためこのままだともう見るチャンスがない。知るのが遅かったとしか言えない…。

 

セトリ

1.ごっつええ感じ

2.おでこKiss

MC

3.メロンソーダ(カバー曲)

 

フルパは人数が他のアイドルと同じぐらいということで、先程のように推しだけロックオンというわけではなく推し以外のメンバーも結構見ていた。もえかちゃんは可愛いし、みなちゃんはパフォーマンスが安定しているし、(この日いなかったあろはちゃんも含めて)みんなそれぞれ魅力的で惹かれる部分がある。誰が推しになってもおかしくないぐらいみんな好きなのでフルパは推しが決まるまで少し時間がかかったのだが、理屈抜きで一番目を奪われるのはれいらだった。だから推しになったんだよな、と改めて思った(誰)。

 

 

その後すぐに物販へ行ったわけではなく、イースターガールズも少しだけ見ることにした。

 

結局モバイルバッテリーは買わず、水道橋へ向かうために駅へ行くと、秋葉原駅前にて仮面女子のメンバーがビラ配りをしていた。仮面女子を知らなかった姉が本気でビビっていた。しかし私も仮面女子はあまり詳しくないので本人?と思ってしまったが、後でTwitterで確認してみると本人であることが判明。

ジャニオタの遠征日記in東京~2019年1月~ - 君がいる世界

 

2年前東京へ行った時ビラ配りをしているところに遭遇した仮面女子の関西支部ということで、そもそも仮面女子ってどんなパフォーマンスをするのか、本当に仮面を着けたまま登場するのか、と色々気になっている部分があった。

 

overtureが結構怖い雰囲気だったので、つい先程のフルパとの温度差を感じてしまった笑。本当に名前の通り仮面を着けたまま登場し、1曲目の途中まではずっと仮面を着けたままだった。仮面を着けたままのパフォーマンスとなると普通の仮面では苦しいのでは、と思うのだが、どういった仕組みになっているのだろう。ちなみに曲に関しては1曲目が結構私好みだった。

 

どうしてもフルパの物販が気になってしまったので、イースターガールズの自己紹介まで見てからホールを出て物販スペースへ。勿論れいらのチェキ券を購入して列に並ぶ。24区の物販の時よりはまだ普通に話せたものの、Twitterのプロフィールを普通に見られていたのでDDであることが既にバレててドギマギしてしまった笑。そして話の流れで前月にNEWSのライブへ行った話をしてしまった。

 

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ここで一旦外に出てお昼がてら休憩。ホール内では食事メニューも販売されていたのでそれを食べることも視野に入れていたが、午前中だけで足と耳がかなり疲れてしまったので無理しないようにと外へ出ることにした。ライブ用の耳栓購入検討中。

 

再入場した時はNEO BREAKの途中だった。お昼ごろまでに比べると人が増えていてギョッとしてしまったが、NEO BREAKが終わった途端結構減ったので、ここは人気グループなんだなと思った。私がいた時間の中では一番人が多かったように思える。

 

再入場にはドリンクチケットの購入が必要だったため、そのチケットでメロンソーダと交換。クリームソーダが久々に飲みたくなってきた(どんな感想)。

 

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そうこうしているうちに目当てその3のMERRY CUTEの出番になった。ここは現在2人組のグループとなっていて、推しが決まっていない(この日は黄色のペンラを振っていた)。何故今回目当てになったのかというと、曲が好きだから是非とも生でパフォーマンスを見てみたいと思ったから。

 

セトリ

1.JUMP! JUMP! JUMP!

2.Lucky Lukey

3.キボウの歌

 

動画を数本見たてから参加したものの、キボウの歌以外は初見だった。特にLucky Lukeyは雰囲気が違うと思っていたが、後で調べてみるとSweet Acidの曲だということがわかった。

 

ここの事務所には元々MerryCuteとSweet Acidというグループがあったが、今年3月末にどちらも活動休止となり、MERRY CUTEと改名して活動を始めた。だからSweet Acidの曲も、今のMERRY CUTEが歌うことになっているということである。元々違う系統のグループが1つになったような状態なので賛否両論ありそうな気もするが、だからこそ様々な曲を歌うことができるのが今のこのグループの強みではないかとド新規ながらに思う。

 

初見の曲の方が多かったものの、どれも好きな曲だと思えたのでめりきゅの曲と相性が良いのかもしれない(?)。キボウの歌ではついつい泣いてしまった。ちなみに、Lucky Lukeyはライブ当日に公式チャンネルにて動画がアップされた。

 


www.youtube.com

 

 

 

初めて対バンに行ってみて

①女性が少ない

この対バンに行くまでに、何人かのアイドルのSHOWROOMにお邪魔していた時から察してはいたものの、本当に女性が全然いなくて驚いた。ホールにはポツポツと女性がいるといった状態だったが、物販スペースにおいては私以外女性はいないという瞬間もあった。同性アイドルの現場は坂道シリーズしか行ったことがなく、勿論男性の方が多いけど女性もそれなりにいる現場ばかりだった。なので、男性ばかりの現場というのは私にとって新鮮だった。

 

あと、事前にSHOWROOMのコメントで行くことを言っていたとはいえ、れいらは物販時にこちらから名乗るまでもなく私が誰なのかを当ててくれた。今回だけでも、地下アイドルにおける女性ファンの少なさを所々で実感した。し、私は基本的に認知を貰いたいわけではないのだが、地下アイドルの現場においてはそうも言ってられないらしい。

 

 

②色々なファンがいてカオス

こんな状況で当然コール禁止なのでその点についてはイメージしていた地下アイドルの現場とは違うが、それにしてもライブ中様々なことをしているファンが多くてカオスを極めていた印象。…具体的なことは敢えて言わないでおく。笑

 

そうなっている理由としては、「オールスタンディングで椅子がない」というのが大きいと思う。とはいえ、別にアイドル以外のオールスタンディングの現場でもそうなるとは考えにくいので、アイドルファンは「目立ちたい」という気持ちが大きいのだろうか。その辺の気持ちについてはよくわからないが(おい)。

 

 

③物販について

物販がどのようなものなのかは一応調べてから行ったものの、いざスペースに入ってみるとアイドルが仕切りもなし*1に同じ空間にいるという状況に驚きすぎて頭が真っ白になってしまった。坂道等の握手会ではブースで区切られているが物販ではそんなことはなく、それどころか先述の通りビラ配りまでしているというのだから戸惑った。

 

物販のざっくりとした流れとしては「受付にてチェキ券を購入→券を持って列に並ぶ」といった感じ。先述の通り24区では初見さん無料ということでそれを利用して1枚チェキを撮ったのだが、この制度は他のグループでも結構ありがちらしい。ちなみにチェキは1枚1000円であることが多い。チェキを撮った後1分ぐらいお話ができるので、坂道等の握手会と同じ感覚でいるとあれ…安い…?とか思ってしまう。完全に「アイドル」というものに毒されている

 

そして、物販にはチェキのみではなくグッズや私物にサインしてもらえる券だったり、持っているカメラやスマホで撮影ができる券なんていうのもある。

 

 

例としてディノゾールの物販レギュレーション(2021年6月現在)を載せておくが、物販のレギュレーションやルールについてはグループごとによって異なる。それは公式サイトや公式Twitterをしっかり調べてみるのみ。

 

 

 

総括

ここまでダラダラと書いてきたが、初めて地下アイドルの現場に行った感想としては楽しかった。ライブハウスという規模で色々なアイドルを見ることができるイベントというのも、物販というシステムも、メジャーアイドルしか推してこなかった私にとってはどれも新鮮に思えた。あと、DD気質の人が行くと軽率に物販へ行きたくなるし、軽率に推しを増やしたくなるということもわかった。本当節操ないオタクだな

 

地下アイドルは頻繁に、というか毎週末には何かしらのライブに出演している為、Twitterを見ていると行きたい気持ちが湧き出てきそうになる。何度も言うように次はいつになるのかわからないが、8月に開催されるであろうれいらの生誕祭や、たまたま私の誕生日に開催されることとなった24区の3周年記念ライブは参加したいと考えている。しかしそれ以前に夏は行きたい現場が既にいくつか発表されているので、その現場たちがどうなるか次第ではある…。

 

 

 

それにしても最初は「地下アイドルの現場の空気感を味わってみたい」という軽い気持ちでいたはずなのに、結構本格的に推し始めているのはどういうことだろう…。地下アイドルが好きな子は周りにいないので、ハマるとは思ってもいなかった。

 

 

*1:今はこんな時代だからアイドル側もマスクやフェイスシールドを着けたりビニールカーテンが設置されたりはしている