君がいる世界

そこにいるだけで素敵

大阪24区ガールズの淀川れいらを推していた時

2021年5月某日。地下アイドルの現場に行きたいと思い始め、たまたま見つけた対バンライブの出演者から目当てのアイドルを探していた。そうして目当てのアイドルをざっくりと固めつつあったある日、過去に開催されていた同タイトルのライブはどんな感じだったのかを見たくて動画を検索した。

 

検索結果の一番上にあったのは、「フルーツパフェ」の動画。2月に開催された時のようだった。そういえばこのグループも出演者の中にいたな、と思いながら動画を再生。これが、私の地下アイドルオタクの始まりだった。

 

 

フルーツパフェ(以下フルパ)は、最初は衣装が好みだったという理由だけで動画を見ようと思った。実際に動画を見てみると、全員その可愛らしい衣装が似合っていて尚且つ全員が違った可愛さを持っていた。初見でも、全員メンバーカラーがハマっているということがわかった。

 

このグループいいな、と一気に引き込まれた。公式サイトを見てみようと「フルーツパフェ 地下アイドル」と検索をかけると、公式Twitterが出てきた。それによると、どうやらフルパは大阪24区ガールズの年少組ユニットらしい。大阪24区ガールズは名前からしてご当地アイドルっぽいと感じて印象に残ってはいたものの、今まで自分が好きになったことのある系統のグループではなかったためにスルーしてしまっていた。

 

しかしそこまで来ても大阪24区ガールズ(以下24区)を見るまでには至らず、暫くはフルパの動画を見ていた。24区のことも知ろうかなと思い始めても、フルパ以外の年長組はなかなか覚えられなかった。加えて、顔と名前が一致するメンバーの中だけでも推しが決まらなかった。推しはフルパの誰かだろうとは思っていたものの、動画を見れば見るほど決まらなくなっていった。

 

推しが決まらない中でも、一番注目していなかったのは淀川れいらだった。れいらはフルパの中でも一際目立つ存在で、この子がグループのセンターポジションにいる子なんだろうなとぼんやり考えていた。そこまで考えていて何故特別注目していなかったのかというと、これまたれいらはれいらで今までの推しにはいなかったタイプの子だったから。

 

24区の最新のMVを見ようとして、最初に見つけたのが「OKONOMI★YARKY」のMVだった。正確に言えば現在の最新のMVは「Merry-go-round」なのだが、どういうわけだか当時の私は見落としていた。しかし、最初に見たのが「OKONOMI★YARKY」だったおかげで、れいらのことを注目しようと思えたのかもしれない。

 


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この曲において、れいらはセンターだった。やっぱりセンターに立っていると思ったと同時に、この子のことをもっと知りたいと思った。めちゃくちゃ印象に残ったシーンがあったとかそんな話ではないのだが、どういうわけだか私はれいらに目を奪われていた。

 

れいらのSHOWROOM配信を初めて見たのは、5月20日。奇しくも、れいらが24区の新メンバーとしてお披露目されて丁度2年が経った日だった。Twitterのフォロワーがもうすぐ1000人になるという話を聞き、配信中にれいらのTwitterをフォローしに行った。これまで地下アイドル関連のTwitterをフォローするのを渋っていたので、初めてフォローした地下アイドルはれいらだった。

 

この日、福島あろはちゃんの卒業が発表された。その発表を受けて「4人のフルパのライブ行けたらいいな」といった旨のツイートをしたら、れいらからリプが来た。地下だからとはいえ、「アイドル」を職業としている人からリプが来るなんて夢にも思っていなかったので、一気に目が覚めてしまった(リプに気付いたのが寝る前だった)。ちなみに、翌日のSHOWROOMにて「リプ送ったけど気付いた?」と聞かれて更に動揺してしまった。

 

 

こうして見ると、私がれいら推しになった決定的な瞬間というものがわからない。わからないというか、そんな瞬間があったのかすらもわからない。気づいたられいら推しになっていたとしか言えないし、れいらの魅力は知っているけど、どこが好きだったのかと聞かれると全然答えられない。

 

それでも、れいらは確かに私の推しだった。女性アイドルの中では珍しく、すぐに大好きになった。7月初めの現場で会った時はまた会えると思っていたし、その数日後に卒業発表があった時は泣いた。この状況や前後の予定のこともあって、結局生誕祭も卒業公演も行けず、全く良いオタクではなかったように思える。説得力も何もないだろうけど、この3ヶ月だけでもれいらを推すことができた時間は本当に幸せだった。

 

 

 

既にれいらが卒業してしまった今、何故この記事を書こうとしたのか。それは、3周年記念ワンマンライブの映像を見たから。この日も行くことができなかった(というか暫く地下の現場に行くことができない)が、これからも24区を推していくか、早くもオタ卒するかを考えるために映像は見た。

 

結論として、私はこれからも24区を推していきたいと考えている。かつてれいらがセンターに立っていた「OKONOMI★YARKY」やれいらのソロパートがあった「GIFT(バラードバージョン)」では泣いてしまったが、それ以外の大体の部分は楽しんで見ることができたから。

 

先述の通り今まで好きになった系統とは全く違うグループだし、推しが卒業したらもうオタ卒してしまうのかと思っていた。しかし、あんまり好みじゃないと思っていた曲もMVにもハマり、今ではこれからもこのグループのライブを見ていきたいと考えているので不思議だ。

 

そして、グループが見たいと思っていても次の推しが決まらなければ自然とオタ卒してしまうだろうとも思っていた。しかし、次の推しの目星もついてきている。次の推しが確定して今の24区が定着する前に、「淀川れいら」を推していた時の自分の気持ちを残しておきたいと思い、この記事を書き始めた。

 

 

 

結果的に、最後に「淀川れいら」と会ったのは7月初めの現場となってしまった。しかし、卒業発表時れいらは今後もこういった活動をしていくようなことを匂わせていた。れいらが新たなステージに立つ時が来れば、また応援していきたいと思っている。…その場所によるかもしれないけど(予防線を張るな)。

 

れいらへ。少しの間しか推せなかったけど、その少しの時間の中で幸せを届けてくれてありがとう。もうこのブログが届くことはないだろうけど、また次に会えることを楽しみにしているね。

 

 

 

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