君がいる世界

そこにいるだけで素敵

初めて好きなアイドルが解散することになった

私が「アイドル」というものを好きになるきっかけとなったグループが、今年の11月1日のデビュー記念日を以って解散することになった。

 

 

私のオタク歴は長く続いても2、3年だろうと思っていたのにここまで長続きするとは思わなかった、とはこのブログでも度々書いてきたことだが、まずグループがここまで続いたことに改めて驚いた。

 

私がV6を好きになった時自担である長野くんは既に40歳だった。40歳というには見た目が随分と若く見え、そしてダンスも未だに踊ってみせていることに、ただ驚きしかなかった。昨今はジャニーズに限らずアイドルという存在の定義が曖昧になってきているように感じるが、年齢を重ねてもこうして歌って踊っている人たちがいるんだと、新鮮な気持ちで見ていた。

 

確かに坂本くん以外のメンバーは長野くんより年下だけど、でもこの歌って踊ってみせるこの状態はいつまで見ることができるのだろう、とその時は思っていた。それから8年経っても彼らは歌って踊ってみせてくれたし、そのまま解散することになった、ということである。

 

 

 

3月12日の16時になる数分前、FCからメールが来た。大切なお知らせがあるから、16時になったらマイページのお知らせを見て欲しいという旨のメールだった。こういったメールを受け取るのは個人的には2回目で、以前そのメールを受け取った時の心情を思い出したのとああ、ついにか、と思ってしまったのとで、16時になる前から既に感情がぐちゃぐちゃになっていた。

 

数年前から、そろそろ来るかもしれないなとどこかで思っている節があった。そもそも私がこのグループを好きになった時から、それぞれ個々で活躍しているグループだった。それでもグループでいてくれたし、わかりやすく不仲を感じたこともほとんどなかった。でも、そろそろ来るかもしれない、と思っていた。

 

覚悟はできていたつもりなのに、「解散」の二文字を見た時はすぐに受け止めきれなくて。あれから推しも増えて、正直ここ数年はV6をメインに推しているとは言えない状態になってしまっている。それでも、V6を好きだと言い続けて来た時間はあまりにも大きすぎた。

 

その日は何とか取り持ったつもりでいたけど、翌日はバイトがあるというのになかなか寝付けなかった。翌日は寝不足のはずなのに妙にテキパキと動けて、そしてその割には失敗も多かった。解散というものが初めてだからなのか、この8年間という時間の大きさなのか、あるいはその両方かはわからないが、自分自身でも驚くぐらいわかりやすく「動揺」していた。全然、平気なんかじゃなかった。

 

そんな訳で、この事実を受け止めるにはまだまだ時間がかかりそうだ。それでも、私はずっと前を向いていたい、後ろは向きたくないと思っている。6人は確かに前を向いているから、私も6人と同じ方向を向いていたい。

 

 

 

関ジャニ∞のすばるくんが脱退することが発表された時、嫌だ嫌だとずっと言っていた。そんな時、Twitterで映画「ポカホンタス」内での言葉をツイートしている人を見かけた。嫌だと言わなくなったのは、この言葉を見てからだと記憶している。

 

「こんなに苦しむのなら出会わなければよかった」

「君を知らずに100年生きるよりずっといい」

 

永遠はどこにも存在しない。何事も、いつかは終わりがやってくる。だからこそ、一瞬一瞬が美しく見えるのかもしれない。どれだけ泣いても、その一瞬一瞬をずっと追い続けていたいと思うのかもしれない。

 

解散まであと232日。最後の一瞬まで、しっかり見届けます。